アナログ音楽への追求2~DATの限界~

HPでDENON SACDプレーヤー 『DCD-1650RESP』のレビューを書いた。

『DCD-1650RESP』は非常に優れたモデルでCDや外部デジタル信号を

「Advanced AL32 Processing」および「192kHz/32bitD/Aコンバーター」技術により

高音質なアナログ信号を出力する。

このアナログ信号をDAT機SONY『DTC-2000ES』で録音する場合、SBM機能を使用

することで24bit(擬似)48kHzで録音することが可能であるが、このアナログ信号は

それ以上の音質である。

DATを以ってしても、このアナログ信号全ての情報を記録することができない。

(光ケーブルを接続してデジタル信号16bit44.1kHzを記録するのは可能)

ここがDATの限界と言えそうだ。

しかし、これはCDを再生した場合であって、

SACDはCDの数十倍の情報量をもち、DATは全く意味をなさない。

それだけアナログ原音に近い情報量を持っているということである。

ということは、DATよりアナログライクなカセットテープに録音するほうが

面白いかもしれない。今度、メタルテープで試してみたい。

このSACDのフォーマットは、ΔΣ変調を併用した高速標本化した1bit2.8224MHz。

このフォーマットに対応しているのはKORG/コルグ MR-2000S-BK。次回に続く。